福井大学医学部附属病院 医学研究支援センター

2021年08月25日 臨床関連

AMED RIOネットワークメールマガジン(2021年8月25日号)

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☆★☆   AMED RIOネットワークメールマガジン
★☆     2021年08月25日号
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こんにちは。
AMEDのRIOネットワークに関する情報をお届けするメールマガジン
「AMED RIOネットワークメールマガジン」です。
どうぞよろしくお願いいたします。

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「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」のコラムのご紹介

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本メールマガジンでご紹介しました教材「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」には、
31のヒヤリ・ハット事例とともに、研究公正に関するコラムも掲載されています。
このコラムは研究倫理観の醸成に関するポイントがコンパクトにまとめられていますので、
昨年度に引き続きまして本メールマガジンで順次紹介してまいります
(メールマガジン用に一部改変して紹介いたします)。

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コラム「研究不正のトライアングル」

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横領などの経理における不正行為は、動機・プレッシャーがあり、その機会を
認識し、自分の行動を正当化できるときに起こるとされています。研究での不正行為も
同様に、論文数が必要、納期が迫っている、などの動機・プレッシャーがあり、
一次データは自分しかもっていない、監視されていない、などの認識された機会があり、
結論はかわらないから、安全性には余裕があるから、といった言い訳(正当化)を
思いついたときに起きると考えられます。

☆経理の不正
プレッシャーの認識(動機):お金に困っている
機会の認識:出納を任されている
正当化:社長は豪遊しているのに……

☆研究不正
プレッシャーの認識(動機):論文数が必要、納期が迫っている
機会の認識:一次データは自分しかもっていない
正当化:結論は変わらないから、安全性には余裕があるから

動機・機会・正当化のうち、どれか一つを排除すれば不正を防止することができます。
しかし、動機は社会システム上、なくせない場合も少なくありません。
また、一次データはできるかぎり共有することが望ましいのですが、限界があります。
正当化できないようにすることは難しいように思えますが、実は、気づきの機会をもてば
十分に実現可能なのです(後日配信予定の「ゆでがえる」、「倫理意識の成長」参照)。

https://www.amed.go.jp/kenkyu_kousei/kiyouzai_hiyarihatto.html
本コラムは「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」1.捏造、改ざん、盗用の章12ページに
掲載されています。
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【編集・発行】国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
研究公正・業務推進部 RIOネットワーク担当
【発 行 日】2021年08月25日
【お問い合わせ】rionetwork@amed.go.jp
【ホームページ】https://www.amed.go.jp/kenkyu_kousei/rionetwork.html
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