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☆★☆ AMED RIOネットワークメールマガジン
★☆ 2022年06月15日号
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こんにちは。
AMEDのRIOネットワークに関する情報をお届けするメールマガジン
「AMED RIOネットワークメールマガジン」です。
どうぞよろしくお願いいたします。
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「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」のコラムのご紹介
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本メールマガジンでご紹介しました教材「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」には、
31のヒヤリ・ハット事例とともに、研究公正に関するコラムも掲載されています。
このコラムは研究倫理観の醸成に関するポイントがコンパクトにまとめられています
ので、昨年度に引き続きまして本メールマガジンで順次紹介してまいります
(メールマガジン用に一部改変して紹介いたします)。
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コラム「研究不正のトライアングル」
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横領などの経理における不正行為は、動機・プレッシャーがあり、その機会を認識し、
自分の行動を正当化できるときに起こるとされています。研究での不正行為も同様に、
論文数が必要、納期が迫っている、などの動機・プレッシャーがあり、一次データは
自分しかもっていない、監視されていない、などの認識された機会があり、結論は
かわらないから、安全性には余裕があるから、といった言い訳(正当化)を
思いついたときに起きると考えられます。
☆経理の不正
プレッシャーの認識(動機):お金に困っている
機会の認識:出納を任されている
正当化:社長は豪遊しているのに……
☆研究不正
プレッシャーの認識(動機):論文数が必要、納期が迫っている
機会の認識:一次データは自分しかもっていない
正当化:結論は変わらないから、安全性には余裕があるから
動機・機会・正当化のうち、どれか一つを排除すれば不正を防止することができます。
しかし、動機は社会システム上、なくせない場合も少なくありません。また、
一次データはできるかぎり共有することが望ましいのですが、限界があります。
正当化できないようにすることは難しいように思えますが、実は、気づきの機会を
もてば十分に実現可能です。
https://www.amed.go.jp/kenkyu_kousei/kiyouzai_hiyarihatto.html
本コラムは「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」1.捏造、改ざん、盗用の章
12ページに掲載されています。
AMEDでは、今年度も研究公正に関するヒヤリ・ハット事例を収集する予定ですので、
事例をご提供いただける方はAMEDのRIOネットワーク担当:rionetwork@amed.go.jp
へご一報下さい。お待ちしております。
<大切なお願い>
失敗に学ぶ際、原因は追究しても責任は追及しないことは非常に重要です。失敗事例を
収集する際、報告者を一言でも非難すれば、以降、その報告システムは機能しなく
なってしまいます。研究公正に関するヒヤリ・ハット集では、個人や組織が特定
されないよう、可能な限りの配慮をしていますが、もし、報告者や組織が特定
できたとしても、決して非難したり責任を追及したりしないようにお願いします。
(「研究公正に関するヒヤリ・ハット集」 はじめに を引用)
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【編集・発行】国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
研究公正・業務推進部 RIOネットワーク担当
【発 行 日】2022年06月15日
【お問い合わせ】rionetwork@amed.go.jp
【ホームページ】https://www.amed.go.jp/kenkyu_kousei/rionetwork.html
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